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大 小 拵え かいらぎ(梅花皮)(DAI SYOU SOROE KAIRAGI)
鮫皮鞘(SHARKSKIN SCABBARD) 平成28年特別保存鑑定
造 江戸時代 (EDO JIDAI AC 1600~)

法量Infomation

長さ(大刀)(length) 97.5cm
長さ(小刀)(length) 76.5cm
その他(Other) 平成28年特別保存鑑定

刀工説明Description

かいらぎ鞘とは鮫皮の一種で梅の花の形をした硬い 「あかえい」の鮫皮の背中の皮です。
インド洋などの産で古くから輸入され刀の柄や鞘に使われたもので、古くは太平記にも出て来ております。
江戸期以降、大名家等の高級拵えの鞘に使われました。
鞘造りの作業工程の中で研ぎ出しという困難な仕事の末、生まれたものです。
この大小の鞘は保存状態も非常に良く、鍔・縁頭・目貫・柄の図柄は仙人の図で統一され 、大小拵えになっているものは珍しく貴重です。